「夏、幾年」/ 歌愛ユキ
とってもひとり。曲詳細
八月が過ぎ、、、 ※イラストは私の描いた絵を基にプロンプトを組んだAIを使用しています。 歌詞と環境音が対応しています。全部探してみてね。 ▪️インスト音源 https://drive.google.com/drive/folders/15ExyPsoil3rg3PZZMZXfyZzhfLk62ctr?usp=share_link ▪️SNS ・X https://x.com/Osato_land ・TikTok / https://www.tiktok.com/@osatoland ・ニコニコ https://sp.nicovideo.jp/user/13981369... 「夏、幾年」 音楽:とってもひとり。 唄:歌愛ユキ 絵:Adobe Firefly 一松を喰む駒下駄の音が響いて 紫煙燻らす真夏の納涼祭 甘露煽るは大吟醸 雲の影に揺れて落ちて消ゆる残り香 八月が過ぎ、祭りも終わり 茹だる夏たまらず舌を出し 風鈴が鳴る、アイスを食べる 宿題の答えは「りんごあめ」 滴る汗にひたいを拭う 浴衣に染み付く屋台の匂い 陽炎が立つ、紫陽花が咲く 茅蜩のこだまは山に散る こだまにゆれる無線のチャイム 日が暮れて里には風が吹く 「鴉がないた、さぁ帰りましょ」 境内に蠢く陰法師 灯明てらす屋形船の影 しな垂れた柳の蔭が光る 大の字に寝て、涼しさを背に 寂しさも宵には消えちゃった 樒を手折って花束に 線香の香る軒の下 あの子がまだ居たあの夏に 戻れるとしたのなら 市松を喰み 花火が上がる日 囃子や太鼓がこだまに 許されるならずっとここに居られたら 突き刺す熱気に思わずうかされて 陰る酔のお祭りよ 宵に泣いたってこれでさようなら 葉月も酣、盆の暮れ過ぎ ひといきれ すり抜け社の裏 もっと居られたら 手を引く子と 私のことをどうか連れ出して 縁に影がさし、空に雲が立つ 夕立に打たれ向日葵もしとどに 蛙が鳴いた げこげこ鳴いた 目を細め遠くの川をみる 蛍が飛んで、花火が散った どれほど高く散ったのでしょう 田螺が死んだ 畦の横の溝 鄙びた地蔵は手を下げてしまう まだ泣いている 草間の側で 喉が渇き、目が開く丑三つ刻 さァおころりよ よすがの隅で この古びた刻、続く限り 八月がすぎ 祭りも終わり 茹だる日差しに目を細め あかい着物で 切りの禿の あの子にはもう会えぬと言うのなら いくとせを 幾年の夏が過ぎたのでしょう 囃子や太鼓は未だに まるで変わらない熱が喉を突き刺す 吐き出す甘露に誘われ咽び泣き たそがれに沈む祭りよ 雨に打たれ咲いて枯れた花の残り香 日も傾いて 日暮が鳴く むくんだ体を起こしながら 夕立がふる 雷が鳴る 拍子を合わせて 「さようなら」 「またね」





