送ろう。 / 結月ゆかり,紲星あかり
Haniwa曲詳細
https://twitter.com/0Haniwa0 毎日の窓は大変多くって、 私達は皆、違う太陽を見て話をしていた。 私達の全てに立つ壁がある。 それはまるで我儘な悪夢の鏡のように、 美しい自分ばかりを映して、知らない顔をしている。 それでも蛙は尚、素晴らしい自分だけの世界を信じている。 (朝になったなら呼吸を始めよう。 新鮮だった記憶もすぐに萎れてしまうなあ。 なんて、 先週を騒がない街を見て思います。 ここではもうテレビも点かないし、 郵便だって閉じてしまった。 すっかり静かな風景です。) その夢から覚めたならすぐに呼吸を始めよう。 昨日買ったばかりの苺も、もう腐ってしまったなあ。 なんて、 昨日の献立をすっかり忘れた人間を思い出します。 ここのテレビはもうハンマーで叩いてしまったし、 郵便だって幾分前に閉じてしまった。 すっかり静かな風景です。 (平坦で、とても溢れた、ごくありがちな生活を得よう。 コーヒーを淹れて、平凡な本を読むんです。 そうでもしないと私達は、すぐに才能を錯覚してしまうのだから。 なんて、 先週を騒がない街を見て思います。) 平坦で、凡庸で、 とても溢れた、とても零落れた、 ごく有勝な、ごく詰まらない生活を得よう。 コーヒーを淹れて、画面を見つめて、 平凡な本を、永延に昔話を、読むんです。 そうでもしないと私達は、 すぐに才能を錯覚して、 やがてあの屑捨て穴に転げ落ちてしまうのですから。 (私達は皆、違う太陽を見て話をする。 空がとても青いこと。雨がすごく冷たいこと。 気付くのはいつだって、 もう全然減ってしまった後のことだ。) 私達は皆、同じ太陽だと信じて話をする。 空はとても暗いこと。雨はすごく心地良いこと。 気付くのはいつだって、 もう全然違ってしまった後のことだ。 (「今日は何をして過ごそう!」 私達はそうやって、何回でも相談する!) 「今日は何を見て話そう!」 私達はそうやって、何回でも失敗する! "鐘が鳴って、(また)太陽が来る。" また一緒に、会ったことのない日を探そう。 そうすれば、窓に手の届く気がしていた。 そうすれば、同じ太陽を見れる気がしていた。 (私達は、素晴らしい自分だけの世界を信じていた。) それでも蛙は尚、素晴らしい自分だけの世界を信じている。





