fugunowa-夏椿 【feat.初音ミク】
fugunowa曲詳細
悲しくなる程に美しかった。 Twitter https://twitter.com/fugunowa illust : Y_Yさん https://piapro.jp/t/En28 祭囃子が絶え間なく聞こえる。夕日がお社の石段に座る少年らを暮れ色に染めた後、空の色は少しずつ黒味を増していった。隣に座り、少年の手を軽く握る少女の手が少し冷えている。その冷たさに集中していると、耳を聾する程の破裂音と共に色とりどりの花火が夜空に灯り始め、その光彩が周囲を包み込んだ。人々はみな、空を見上げて感嘆の声を漏らしている。美しい光景が広がる中、少女を盗み見ようとそっと横を向く。しかし妙なことに顔を注視することが出来なかった。磁石の同極同士を近づけた時に似た反発力が少年の視界を揺らすのだ。辛うじて視界に映った少女の顔は全体に霧がかかっているようにも見えたし、黒く塗り潰されているかのようにも見えた。こちらに気づいた少女は「どうしたの?」と心配そうに体をこちらに向けて言った。少年は返事をしようと口を開くが、弱々しく掠れた息が漏れるばかりだった。そんな彼らの背景に、大きな赤い火花が宙に咲いた。たった数秒の開花の後、残ったのは人々の歓声と白煙のみであった。 歌詞 初めて気づいたあの頃には もう悩みなんてなくなった そうこれは君の話だ 君はまだ覚えているかな そう、あのよく晴れた夏の日 潮騒の聞こえるベンチで 僕は君と目が合ったんだ 君は「お隣良いですか」と 返事を待たず隣に腰掛けて にこやかに笑いこう言う 「君の名前はなんですか」 日はやがて傾き 祭囃子は絶え間なく 少しづつ薄茜色に染まる君の横顔が綺麗だった 波頭が少し膨らむ 潮風に揺れている 夏椿が君の少し奥で咲いていた その時 夏の空の暗がりを一輪の花が 照らして火花と共に散った 記憶していたものよりも どこか綺麗だった 初めから決まっていた 僕らの「夏の終わり」 何処に出向こうとも思い出すのは 君だけなんだ どうしても最期だけでも 美しくなりたいと 思った僕の心が未熟なんだ それでもそれだけが僕の唯一だから 大切にしたいと思うんだ 丁度その時 僕の暗がりに一輪の花が 上がって火花と共に咲いた 記憶していたものよりも ずっと綺麗だった 風を孕んで揺れるスカート 真白い入道雲 夏を帯びた風に僕は 抱かれ吹かれ抱かれ吹かれ 明日の空も暗がりも日輪も どうか変わらず君の元に 嗚呼、記憶していたものよりも ずっとずっと綺麗だ 夕闇に沈む防潮堤に腰を下ろして ただ汐瀬を眺めていた 僕たちは世界に二人だけだった #ボカロオリジナル#VOCALOID#オリジナル曲#初音ミク#作曲#音楽





