率。(それと知らぬものども)/ 結月ゆかり,初音ミク,紲星あかり
Haniwa曲詳細
@0Haniwa0 -- 3.141592653589793238462643383279502884197169399375105820974944592307816406286208998628034825342117067982148086513282306647093844609550582231725359408128481117450284102701938521105559644622948954930381964428810 人の可能性を超える存在がいながらその真似事を続けていても、いずれ飽きてしまうでしょうがそれも仕方がない赤子なのだから。 ここまで残る並べての人間を有難く思います何故なら、 小数点以下を延々続ける行為は旋律と衝動を繰り返して昔の恋人を永遠思い返す行為と同じくらいに苦駄らないことでしょうから。 しかしだからこそこの五分間もそれと同等の価値を持った音楽であると考えます、 大体機械は入力に対して瞬時に完全な演奏を実現しますが人間にはその機能はありませんから大変です。 これら成果物は幾度か数えることも憚られる程の試行の末の産物ですがこれ程までに膨大な徒労も昨今試したことがない。 かつて一九歳の人間同士で試みた結果は恐ろしい程の失敗でまったくもって合致することはありませんでしたが今ではそれも懐かしく再び独りでこうしているのであります。 「かといってこれを欲する人間がいるでしょうか?」 私たちは何かを作り始めるときに常にそう考え始め拒否を恐れては日和見萎れてお布団に帰ってしまうのでしょう。 しかし怖がる必要はありません正に私自身が円周率に従って完全に演奏する機械と人間の音楽が聴きたいと願っていながら尚世の中にはそれが存在しないのですからそうなれば自分自身が日々終わっていく人生の満足のためそれを演奏する他ないのです。 ましてや私の他にただの一人でも聴衆がいたとなればそれは大変な幸せであってそんな人間とは昨晩の寝相の話でもしながら柔らかい一日を過ごしたいと願ってやまないのです。 「しかし未だ小数点は終わらない。台詞を思い浮かべるのは大変な苦労だ」 それはかつての作文の課題のように単純な結末までの道のりを免許を持たないドライバー然としてその道程を右往左往いつになったら到着するのかわからなければわからない程どんどんと点数が上がって行くどうしようもなくつまらなくしようもない授業ではありましたがしかしそれは私の数少ない誇れる特技の内の一つであってそれがこの瞬間に限っては少しばかりは役立っているのだからこうなればあの国語の課題にも少しだけ感謝したって良いのかもしれません。 「どうしてこんな酒の肴にもならぬ話をいつまでも続けるのか」 何かを成すためには必ず何か目的がなければならないという錯覚は極めて危ういもので動もすれば貴方の考えはあずきバーに鉄骨を通して更にはセメントで二度固めたような悲しい朴念仁になってしまう可能性を孕んでいます。 以てしても時間は私を連れて只管進んでいくのですからせめて善く生きることにしましょう。





