【GUMI】ラザロ【オリジナル】
ういじ曲詳細
『生きる』ってなんだ。 作詞/作曲/動画:ういじ ≪Twitter≫ https://twitter.com/uizi_vc 絵:あかっしゃん 前作→ https://youtu.be/QLHnYgUX6ac off vocal音源→ https://piapro.jp/t/kLWZ 歌詞→ https://piapro.jp/t/1Apm こんな曲を作っておきながらどの口がという感じですが、僕は誰よりも「死」というものを恐れています。どれほどかというと、高校生の時に「死の正体とは何か」というのを研究テーマに据えて、本気で調査したことがあるくらいです。未知のものを既知にすることで、恐怖感を薄めてやろうという算段ですね。死後のことを考えてしまって眠れない夜とはこれでおさらばだ!となかなか意気込んで取り組みました。(結局時間が足らず、未完のまま提出しましたが……) だから、僕にはずっとわからなかったんです。SNSを覗けば溢れていた、今にも消えそうな「死にたい」の声が。どうしてあんなに怖いとこに自ら望んで行きたがるんだ、生きていればやれることがたくさんあるのに、もったいないじゃないかって。本気でそう思っていました。 そんな僕の口癖は、「死にてー」です。 結局、僕は何も知らなかったんです。自分がどれだけ守られた檻の中にいたのか。目を逸らしてきた防波堤に、どれほど悪意が潜んでいたのか。僕は自分を「メンタルが強い人間」だと思っていました。様々な深刻な相談事にも乗ってきたし、壁も乗り越えてきた。いつも自分の長所には"我慢強いところ"と書いていた。でも、それはイコールではなかった。ひとたび社会に出て環境が変わった途端に、そんなものは最大の短所に変わってしまった。僕は知らなかった。眠れない夜よりも、当たり前に訪れる朝が怖いことを。誰かを励ますための煌びやかな言葉が、却って傷を抉ることがあるということを。そして、そんな自分への嫌悪感も。僕は知らず、目を逸らしていた。逸らせていた。 何でも環境や運のせいにしてしまうのは好きではありませんが、こうして誰より死にたくない少年は、死にたがりの大人へと変わってしまったという訳です。そして、そんな「死にてー」のつぶやきと一緒に零れたのが、この音楽でした。今から一年ほど前の、肌を刺す寒さに耐えきれなくなっていた頃合いです。 完成してから、かなりの期間寝かせてしまいました。きっとそれは自分の弱さをさらけ出してしまうのが恥ずかしかったからです。この時点で僕の場合は未だに死んでたまるかの心が残っているのでまあ当分しぶとく生き続けるのですが、同じようにそういう「弱音」というものを恥ずかしいとか迷惑とか考えてしまう人はたくさんいるのではないかと思います。でも、そういう人こそ、もっと人に迷惑をかけて生きてほしいと僕は自戒もかねて思うのです。「迷惑かも」なんて考えてしまう時点で、あなたは知らないうちに、相当人のためになってきたはずですから。 書きたいことも書きたくないこともまだまだありますが、ひとまずはここらで終わりにしておきましょう。この曲が、経口補水液のようになればなと思います。でもあんまり戻ってくんなよ、自分。





