薫風 恋しくなって / ヒニチ
ヒニチ曲詳細
----------------------------------------------------------------------------- よく似た後ろ姿を目で追ってしまったから。 ----------------------------------------------------------------------------- [music/lyric/arrange/mix/movie]日日 / Hinichi [Voice]Millial https://CoeFont.studio Twitter : https://twitter.com/Hinichi_ 初音版 : https://www.nicovideo.jp/watch/sm38706277 ----------------------------------------------------------------------------- ヒニチ1st.EP『蠢動する空白』 2021.6.23 Release ¥500 https://ninimiya.booth.pm/items/3067969 収録曲 1 俗物 2 サンガツサンバンセン 3 夜汽車の窓を少しだけ開けて(remastered) 4 ワンルーム缶チューハイ 5 猫に綿飴 6 薫風 恋しくなって(remastered) 収録物 ・蠢動する空白mp3版.zip ・蠢動する空白wav版.zip ・蠢動する空白inst版.zip ・アートワーク ・歌詞カード(全3枚) ・超絶怒涛の1万字セルフライナーノーツ ----------------------------------------------------------------------------- 薫風 恋しくなって / ヒニチ ft.Millial 水をあげた種 腐っていく 目を逸らしている面会室 良くも悪くもない日々の中で 声を荒らげた監視員 水をあげた種が腐っていく それをただ見ていた面会室 良くも悪くもならない日々は過ぎて 程々の謝罪で事は済む 繰り返す広告 刷り込まれた 繰り返す広告 刷り込まれた 繰り返す広告 刷り込まれたら 不意に過ぎる叶わない事 いつまで経っても 大人になれなくて いつだって誰かの 記憶に残りたいだけ 焦がしている胸を握っている 浮かんでは消える いつかの夕景と 言葉の続きを 一九九九年、五月の出来事を思い出していた。 君は前髪を押さえて微笑みながら頬を拭う。 緩やかに衰退していく私達は、 私達なりのハッピーエンドに向かって! 『夏よりも夏の予感のほうが好きなの。』 そう微笑む君の頬を五月の空のシアンが伝った。 その声がもう何年も反響したまま 声の方向すらわからなくなりつつあるけれど、 君の体温と柔らかさが夜に流れて溶けていく中で 切れてしまいそうなほどに張り詰めていた糸が 息が止まるほどに冷たくなった憂鬱が ほんの少しだけでも解けていたならいいな。 約束の夜はもう来ないの 約束の夜はもう来ないの 約束の夜はもう来ないのに 不意に過ぎる手放せない事 ほんの少し期待しすぎた事 いつまで経っても 大人になれなくて いつだって誰かの 記憶に残りたいだけ 焦がれている 熱を握っている 未だ夢見ている いつかの夕景と あの日の言葉の続きを 私は待っていた。 貴方の瞼が開く時を。 葉桜に留まる翅が緩やかに開く時を。 脈打つ度に熱を孕んでいく風景の 向かい風が止み、追い風に変わる瞬間を。 約束の夜はもう来ないの。 終わりのないこの感情を終わらせてしまいたい日もあるよ。 頬を撫でるように見えた曖昧なあの仕草を、 西日刺す部屋の隅で重ねた左手を、 指先の交差で淡く伝えられた想いを 昨日の事のように未だ抱え込んでいるまま。 翡翠色の喧騒。駅前に見た幻像。 超然とした振りをして改札を抜けていく。 服の皺を伸ばす度に次の季節が体に馴染んで 話す程でもない事ばかり積み重なって もう前が見えないけれど。 それでも。 何度も読み終えた本を棚に戻すように 色褪せていくそれらをしまうと、初夏の風が頬を撫でた。 初夏の風が、頬を撫でたんだ。 -----------------------------------------------------------------------------





