妖精がいた / 初音ミク
SHOE曲詳細
どこの誰かは知らないが赤ちゃんがいる。 赤ちゃんは大抵一人ではいない。周りに誰かがいて、その空気感や関係性まで含めて、そこから無数のことを読み取ることができる。 けど成長するにつれて、本来は増えていくはずの情報量が減っていくように思える。ステレオタイプのようなものに収束していくから。 だから減っているのは、情報量というより、可能性かもしれない。 そんな曲を書いた。 ◽︎ 歌 : 初音ミク ◽︎ 音楽 • 映像 : SHOE https://Twitter.com/s4oes 『妖精がいた』 風のない午後 遠く見つけた もうすぐ夜になる 街が低く包まれてく顔 子供の頃の遊技場ほど 胸が騒ぐものも中々ないだろう そんなことを思ったのは 月日の流れとともに 楽しみ方を忘れたことに気づいたから 背が伸びるにつれて すれ違う人間が構えるようになってしまった いつの間にか 思えばそれがかなり堪えた 次第にそれが当たり前になって 少しずつ確実に蝕まれていった 期待されるたび その最大熱量はその瞬間だろうから 萎んでいくのが恐ろしい 人の数だけ思考があるのが恐ろしい その数だけある今日の夕飯が恐ろしいんだ 順に家を回って 何を食べてるのか教えてよ その味を噛み砕くたびに また少しずつ確実に変わっていく君 世界がさ言葉の内側でしか考えられないのならば 汚い概念失くして作り直してやろうか できたら赤子とあなたにだけ見せてあげる 春の畦道のような子供の頃、私も見ていた 思えばそれが妖精と呼べるものだった 次第にそれが見えなくなってきた 少しずつ確実に歩幅が広がった





