余燼 feat.GUMI
こっつるくSong details
余燼 歌:GUMI 他:こっつるく #ボカロオリジナル #GUMIオリジナル 海底の層がずれていく 岩漿が限界を迎える 温かな海が風を孕む 夏の朝影が近づいてくる 音を立てて激しく動き出した日常がゆらめいている 液晶越しの大人が慌ただしく大声で何かを言っている 同じ音色が耳鳴りのように何度も鳴り続けている 生き物以外止まった世界星空だけが煌めいている 誰かの大切な思い出があっけなく潰れていく 道だったはずの灰色から液体が溢れてくる サイレンと熱い風が彼方此方を駆け抜けていく 逃げることすらできない黒い壁が全てを飲み込んでいく 川を渡って旅に出る 誰かの帰りを待っている 秒針の止まった時計を 昇る太陽が照らしている 遠い昨日を渇望している どんな悪夢より怯えている 枯れた瞳で見た空は 何も知らずに青く澄んでいる 熱を孕む脅威が上りわずかに確かに膨れていく 美しかった場所に黄色いテープが巻かれていく 畏怖する街の民衆が日常から消えていく 雷と轟音とともに青空が隠れていく 息苦しい見知らぬ暗い日常が幕を開ける 向こうで赤い光が霧の中を照らしている 目紛しい世界の色彩が色を失う 薄暗闇の中で帰り道が分からなくなる 生温い風が厭らしく全身を舐め回している 黒ずんだ厚い空が頭上を覆いつくしていく 名前のついた風がわざわざ地面を通っていく 存在を証明するかのように窓を叩き続けている 千切れそうな黒い線たちが低く唸っている 耐えられなくなった体はもう骨が折れている 濁った水の流れが牙を剥いてこちらに迫ってくる 日付が変わっても外は騒がしく泣き喚いている 存在しないはずのいつも通りを信じて息をしている 6文字を伝えたまま二度と同じ場所に帰れないでいる 長針は右を差し生き物は進み続けようとする 閃光が影だけを残し太陽よりも輝いていく 真っ白な世界と轟く音に現実感を失う 何もなかったかのように人工物全てが消えている 黒い雨が干からびた命を癒しながら蝕んでいく 誰かの声が今も頭の中にこびりついて泣いている 川を渡って旅に出る 誰かの帰りを待っている 秒針の止まった時計を 昇る太陽が照らしている 遠い昨日を渇望している どんな悪夢より怯えている 枯れた瞳で見た空は 何も知らずに青く澄んでいる





