硝酸バリウムの徒花 feat. 可不 / 四月(sigatsu)
四月曲詳細
八作目です。 動画内に出てくる文章は以下のリンクから読むことができます。 https://estar.jp/novels/26323449 Music, Movie by 四月/sigatsu ( https://x.com/sigatsu_413 ) Illustration by 熊谷のの ( https://x.com/_kmginn?s=20 ) ( https://t.co/Y1ijtSiv3i ) Vocals by 可不/KAFU KAMITSUBAKI STUDIO『音楽的同位体プロジェクト』 公式サイト ( http://kaf-u.kamitsubaki.jp/ ) Off Vocal https://piapro.jp/t/5RAQ きっと、あの打ち上げ花火と夕暮れが涙に見せていただけだった。 間の抜けた上昇音、そのあとの閃光と衝撃 あの瞬間のすべてをまだ鮮明に憶えている 風に乗った火薬の匂い、雑音を掻き消す破裂音 世界を染め上げた緑色 何回だって忘れようとして、痛む胸を掻き毟っては刻まれるばかり たった一言すら言えなかった弱さをまだ許せてはいないけど あの遠くへと消えていった花弁のように この想いもいつか枯れていくのだろう 貴方が落としたこの胸の種は きっと、また花を咲かせる日をいまも待っているから 「いかないで」 飛んでいった花弁に願ったとしても 届きやしないけど たかがひとつの傘の下で、互いの肩が濡れることを恐れ、寄り添って歩いたあの温もりが邪魔している 「寒くないよ、もう寒くないよ」 言い聞かせても奪われるだけの体温と名もない感情 咲き誇った現在とか散っていく未来よりも、変わらない過去だけが美しいと思えたんだよな きっと、あの打ち上げ花火はとても綺麗だったんだろうけど、僕はそれを知らない。 心臓を握るような興奮と本能的な寂しさを根付かせる徒花。 「——ねえ、飛んでいったね」って、笑った 貴方が落としたこの胸の種は きっと、また花を咲かせる日をいまも待っているから 「いかないで」 飛んでいった花弁に願ったとしても 届きやしないけど 🌸ありがとうございます🎆





