【オリジナル曲】qui est la【初音ミク・冥鳴ひまり】
K Araqui曲詳細
実体験です。 Vo.Miku Hatsune & Himari Meimei(VOICEVOX) Others.K Araqui (https://twitter.com/K_Araqui) 【使用音声】 VOCALOID:初音ミクV3 SOLID VOICEVOX:冥鳴ひまり (https://www.youtube.com/channel/UCBA2EDiX5euSTM2Ic3gKqIw) (https://twitter.com/HimariKTRN) (https://www.nicovideo.jp/watch/sm40066684) (VOICEVOX HP → https://voicevox.hiroshiba.jp/) -------- [lyrics] 在る筈も無い明日の為に呼吸をし続けた。 居る筈も無い誰かの為に脳を焦がした。 カーテン越しにベランダを覗き込む日々が在った。 そうして得たものに何一つ意味は無かった。 たかが唇を噛む程度で自分を痛めつけた気分になった。 忙殺という言葉を使うには、あまりにも健康だった。 一方で、健康という言葉を使うには、あまりにも怠惰だった。 僕は理解される事を諦めた。 此世で生を受けた人間には8つの苦しみが与えられた。 愛を貰う為に愛を送る事を、独善的だと感じた。 忘却の延長線上で一人、道化に成りたかった。 規則的な世界を破壊したかった。 自らの身を省みても、僕は僕のものではなかった。 近付くほど離れる矛盾が、確かに存在した。 確固たる自我の無い人間を、胸中で見下していた。 つまるところ、僕は寂しかった。 其処に在る何かを通して、其処に何も無い状況を感じ取る事が出来た。 愚か者の振りをして誤魔化さないと、気が触れてしまいそうだった。 礼拝堂の中を泥塗れで歩く人々に、赦す心は湧き上がらなかった。 精々半世紀足らずの歳月に既視感を覚えた。 もう如何かしてしまうよ? ひたすらに「来てほしい」と望む未来だって、 永遠に来ないと知りながら、それを老いる価値と書き換えた。 曖昧に理想を語る度、ぞんざいな期待を背負わせた彼はきっと何も知らないさ! 理外を“才能”と表現するだけで救われた気がした。 些細な幸福のすれ違いで、数多の命が失われた。 何もかもを肯定する事が潔白な愛情だと誤認した。 満身創痍の君は、それでもなお歌を歌った。 泣いて縋っても零した涙は器に返らないと罵った。 居る筈も無い誰かは、僕の言葉は無責任だと言った。 生呑活剥な詩を売る詐欺師の屈託の無さに辟易した。 愛は税込110円だった。 音楽に人を救える力は無く、人もまた音楽を救える力を持たなかった。 他人に救われている側ではなく、他人を救っている側で在りたいと切に願った。 時々優しさで満たされる瞬間を、当たり前の事として受け止められずにいた。 所詮は自己満足の域を出ない事を理解していながら、それを他者に見せつけていた。 問答無用に抱き締める事を強要するなら、そんな虚栄は要らないと叫んだ。 「如何足掻いても分かり合えないという事実を皆が分かり合えたら良いのに」と嘯いた。 自分とは異なる価値観を認めない人の事を認めないのは何故か、問うた。 食い違い、否定し、対峙し、そうして組み上がった論理を平和と呼んだ。 耳触りの良い言葉ばかりが眼前に並び、不気味さが這い回った。 その選択肢を受け入れたら今すぐ楽になれる事を、既に知っていた。 明日を待ち侘びている僕にとって、即効性の快楽は絶望と同義だった。 来るかも分からない未来をただ待ちながら呼吸を続ける事に、僕は疲れた。 「ねえ、如何かしてしまう!」と嘆くほど、周りの静けさは増していく。 感情の支配に飽いた僕は、その笑みを無価値だと言い切った。 曖昧な理想に伸ばす手を殺した時に死のうとした。 彼の目を鏡が映し取った。 成果てた形骸の夢は、いつの間に無くなった?





