『春吐き』 feat. 可不
98曲詳細
「春は嘘、あなたの蜃気楼」 Music / 98 ( https://twitter.com/98qtate ) Vocal / 可不 Illustration & Animation / アカシア ( https://twitter.com/akasiaLL ) 【4/23 ~ 4/25】 ニコニコ動画で開催のボカコレ2022春TOP100ランキングに参加しています。 よろしければニコニコ動画版の応援もよろしくお願いします! https://www.nicovideo.jp/watch/sm40318739 off vocal: https://piapro.jp/t/-V0n ◆歌詞◆ 逆さま空に落ちる夢に飛び起きて 忙しく窓を叩く風に頭痛がした ひとりでこんな朝を迎えるのが怖いから あなたの匂いがまだ残る枕で眠っていたいのに ワンルームから連れ出そうとする こんな季節が憎らしくて 春めく窓の外にばかり目が向いてしまうのは あなたの息遣い、風に乗り この部屋に吹き込むから 明日も変わらない生活が胸を締め付けるだけ あの日を書き綴る掌の中に、ほら、花びらひとひら 花の街行く人の群れを掻き分けて 不思議と汗ばむから鍔広帽子を扇ぐ この手を引かれるように辿り着いた河川敷 何度もここに来ては腰掛けた広いベンチの端 隣に座る蜃気楼なんて 川面に流れてしまえばいいのに 春めくベンチに乗った小説が風にはためいている あなたが残した文字の束を餞と散らしていく 白紙の人生を侵すように淡い色が染めるなら もう何も要らないと勘違った あの日に惑う足が止まって 寝苦しいこんな夜にあなたは降る花と消えた 書きかけの物語だけ置き去りにして いつでも扉の音に「おかえり」なんて言えるように あなたの匂いがするこの部屋で待ちながら 途切れた言葉だって その続きを繋いで描いて 吐き出した文字からあなたを紡いで それが嘘吐きだって 失うことを認めたくなくて 思い出のあなたが紙に躍っている 春めく窓の外がじきに青い風に揺れたら あなたを忘れてしまうことが何よりも嫌だから 今はただ、うららかに過ぎるこの季節から耳を塞いで 捲るページの隅に、ほら、花びらひとひら





